怒涛の三味線ワークショップ

8月に実施された三味線ワークショップと、9月初旬のお稽古の様子を体験者目線でご紹介します!落語が好きとおっしゃる塩谷桃加さんがレポートしてくださいました。

私がこの講座に興味を持ったのは「出囃子に挑戦」という言葉に惹かれたのがきっかけです。落語が好きなもので、これはやらずにいられようか!とすぐさま申し込み。

そして待ちに待った初めての三味線体験。この日は「きらきら星」と「さくらさくら」の2曲を弾いてみるという内容でした。

「早速やってみましょう」ということで早々に三味線を渡されたのですが、何せ三味線に触れること自体が初めて。糸を押さえる左手がまるで追いつかない!荒れ狂う波に飲み込まれる、という感じでワークショップは終了。

そうしてるうち、講座のキックオフが迫ってきました。

本当に弾けるようになるかわからないけど、これを逃したら三味線に挑戦できる機会はきっとないはず!やるっきゃない!と決意を固めました。

自前のものは持っていないので、赤坂の三味線屋SEIONさんから三味線をレンタル。三味線本体を借り受け、撥と駒、指すりは消耗品なので購入。指すりは何色かあるなかから好きなものを選べてワクワクしました。

とは言え、まだまだ慣れぬこの楽器、とにかくとても繊細そうに見えます。棹も糸巻きも折れてしまいそうだし、駒も折れそうだし、撥も欠けてしまいそう。

触るだけでもこんなにヒヤヒヤするのに、弾けるようになんてなるのかしら…?

そんな不安な気持ちと一緒に三味線をおうちに持って帰りました。

さて、その数日後。いよいよマイ三味線(借り物だけど)を携えてお稽古に参戦です。

初めての三味線体験では何がなんだか無我夢中でわからない、という状態でしたが、今回は調弦の仕方から正しい撥の持ち方などを一つ一つ学び直しました。撥が糸に当たる角度が全然掴めず苦戦するも、少しずつ慣れてきたような気もします。譜面を追って手を動かす余裕が出てきました。そして、慣れてきたところで楽しくなってきました!

問題は課題曲である「春駒」が弾けるようになるかどうか。道のりは長いかもしれませんが、頑張ります!

江戸長唄ごひいき衆・旅するうなぎのねどこ伝統文化を楽しむ会港区支部 共催

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