人生初のお三味線にチャレンジ

今年の「人生初」な体験は、お三味線。今まで弦楽器(正確には弦楽器ではないらしい)には全く縁がなかったけれど、もしかしたら一番相性が良い楽器に出会ったのかもしれない。

体験講座「三味線できるかな?」

今回三味線にチャレンジすることになったのは、「江戸長唄ごひいき衆」の体験企画がきっかけだった。内容は、3か月で落語の出囃子を弾いてみよう、というもの。

この企画にすぐ飛びついた。というのも、私、実は落語好きなのだ。Spotifyでも落語聴くし、コロナ期間は落語家のYouTubeデビューもあったので聴く環境はますます整ってきている。とはいえまだビギナーで、残念ながら寄席にはまだ行ったことがない。ちなみにお気に入りの落語家は春風亭一之輔である。立川志の輔の新作落語も好きで、特に好きなのは『モモリン』。たまらん。

って、今日は落語の話ではなくて。

落語の出囃子やってみたい!と思って、三味線にチャレンジすることになった。三味線弾いてみたい、というのは入口ではなかった。

ほんとにできるのかな・・・?と思っていたけど。

そんなわけで、三味線を弾いてみることになった。

一番最初に三味線に触ったのは、体験講座を始める前の体験&説明会。その日には早速曲を弾いてみようということになったのだが、全くできない。糸を押さえる左手が全く間に合わないし、今左手で押さえている糸を右手のバチで弾くってどういうこと??という感じ。ピアノ、ドラムなど押せばor叩けば音の鳴る楽器しかやってこなかった私には、まるで訳が分からん。そしてすごく繊細そうな楽器なので、三味線に触るだけでひやひやする。

そこから本講座が始まるまでは1か月くらい間があった。いよいよ本講座が近づいてきて、本当にやるかどうか、ちょっと迷った。あまりにも難しそうだし、そもそも社会人になって習い事って手が回るのかしら?と。

でも、ここでやらなかったら一生やらない気がしたので、本講座に申し込んだ。本講座参加にあたって三味線もレンタルした。

いざレンタルして手元に三味線が来ると、結構いじってしまう。「1日に5分でも10分でも触ってください」と先生に言われていたので、出勤前の時間とか、仕事が終わった後とか、結構弾いていた。休日には4時間くらい弾いていた。

そしたら、だんだん感覚がつかめてきた。運指のパターンがなんとなくわかってきて、どこを押さえるとどの音が出るのかも感覚的にわかってきた。うまくは弾けないけれど、とにかく楽しい。

感覚がつかめてきて楽しい、というのもそうだが、「無心で没頭できる時間」自体もすごく貴重なものに感じた。久しくそういう時間を持っていなかった気がする。

お別れしたくないので、続けることにした

3か月の講座を経て、落語の出囃子に挑戦。柳家小もんさんの出囃子ということで、『春駒』と『軒端の松』いう2曲のおいしいところ(長唄とかから抜粋するので、出囃子ってそういうもの)を他の受講生とともに演奏した。残念ながら、本番になるとちょっとずつ間違ってしまう。それでも、とにかく「全くできそうにない」と思っていたお三味線と友達になれた。

これで講座はおしまい。お三味線ともお別れである。

けれど、返してしまうのがなんだかさみしいし、何よりこれまでこんなにハマった楽器ってない気がする。

「お三味線ちゃん、あなた、このままうちにいてもいいのよ…?」

そんなわけで、来年もお三味線続けることにした。精進します。

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