照明・音響もできるかな?
9/28の伝統文化交流館でのゆる自主練に参加してきました。
あの空間を自主練のために自由に使えるとは。
なんて贅沢!
とうっとりしつつ、まずは調弦に苦戦。
自宅とあの畳敷きの広間では、音の聞こえ方が全然違う。
ようやく家での調弦に慣れてきたところなのに、聞こえ方の違いで調弦の経験値がまた振り出しに戻ってしまったような感覚です。
一筋縄ではいきませんね。
この日は、施設の方から照明の使い方も学びました。
本番は、照明や音響も自分たちでセッティングする必要があるのです!
スポットライトはどの辺りに当てればいいの?
角度はどう調整すればいいの?
学ぶことは沢山です。
「三味線できるかな?」に参加してみたら、
「照明・音響できるかな?」もセットで付いてきました。お得ですね(笑)
せっかくの機会ですので、色んな「できるかな?」の体験を楽しみたいと思います。
9/30のお稽古は、仕事の都合で会場に行けず、Zoomでオンライン参加しました。
みなさんの練習の様子を眺めつつポイントを学ぼうと、ちょっと傍観者気分でいましたら、『春駒』の演奏動画を撮って送るようご指示が!
勝くに緒先生が、動画を見てアドバイスしてくださるとのこと。
慌てて三味線を準備しました(汗)
勝くに緒先生からは、丁寧にコメントをお返しいただいて本当にありがたいです。
しかしそこで判明した一の糸と三の糸の弾き間違えやハジキとスクイの覚え違いの凡ミス!
覚えたつもりになっていました、恥ずかしい。
そして、撥の上げ下ろしや弾き始めのタイミングの合わせ方なども教えていただきました。
実は動画を撮影する際、自分の中で弾き出すタイミングが掴めず、何度か躊躇してから弾き始めるということをやらかしていたんです。
自宅での気軽な練習では弾き始めは特に意識せず済んでいたのですが、いざ動画を撮ろうとちょっとかしこまった途端、弾き出すタイミングに戸惑ってしまいました。
自宅での個人練習の時から、弾き始めのタイミングを意識した方がいいですね!
さてさて、
私は以前、義太夫(語りの方)を趣味で習っていたので、義太夫の太棹三味線はほんの少し触ったことがあるのですが、
義太夫三味線の撥は重く、とても厚くて「これって撥?」という見た目です。
撥の画像はこちらで見られます「文化デジタルライブラリー」
https://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/contents/learn/edc6/edc_new/html/233_futozao.html)
持ち方も、撥の角に小指の第二関節あたりをぐっと食い込ませるので、とても痛いんです。
この痛みを越えて芸を磨いていく三味線弾きさんには本当に脱帽です。(プロは大きな撥だこができるそうです)
正座も痛いし、撥を持つ手も痛い。
三味線が弾けたらすごく粋で素敵だけど、稽古には痛みが伴うというのが私のイメージでした。
そのため、今回長唄の三味線を構えた時、撥を持つ右手が想像よりも痛くなくて、ホッとしました(私がきちんと持てていないだけだったらすみません)
しかもキックオフ会は椅子で練習だった!
懸念していた正座&小指の痛み問題がクリアしている!
ずいぶん気が楽になりました。
長唄の方が、素人が趣味として始めるには取っ付きやすいかもしれませんね。
ちなみに私は、一の糸の低音が好きなのですが、
義太夫は重厚で力強い音色が魅力なので、義太夫好きの私は低音の一の糸に惹かれるようです。
皆さんは、どの糸がお好きでしょうか?